乳腺健康アドバイス

[Vol.50] 自分のマンモグラフィ乳房構成を知りましょう

マンモグラフィ乳がん検診を受診するうえで、「高濃度乳房」について注意をする必要があります。

まず、マンモグラフィ画像における「乳房構成」とは、乳腺組織と脂肪組織の構成の割合のことです。マンモグラフィ画像では、乳腺組織は白っぽく、脂肪組織は黒っぽく見えます。乳腺組織が多いほうがより白く見えます。

マンモグラフィ検査では、乳がんは白い腫瘤や石灰化や構築の乱れとして見つかります。白く見える乳腺の中から、白い腫瘤を探し出すことになります。

マンモグラフィ検査における乳房の構成は、画像上で、より白く見えるほうから順に「極めて高濃度」、「不均一高濃度」、「乳腺散在」、「脂肪性」の4段階に分類されます。

「極めて高濃度」、「不均一高濃度」を合わせて、「高濃度乳房」と言います。

「高濃度乳房」の場合は、より白く見える乳腺の中から、白い腫瘤を探し出す必要があるために見つかりにくくなることがあって、乳がんを見逃される危険性が高いというふうに言われています。

乳腺濃度が高い受診者ではマンモグラフィ検診の感度(乳がん発見率)が低く、乳がんの罹患リスクが高いことが示されています。アメリカでは近年マンモグラフィ検診受診者に対して乳房の構成を通知する活動が広がり、通知が法制化されている州があります。

日本では受診者の約40~50%が高濃度乳房に分類されると推定されています。しかし、通知を行っている施設は限られています。それは、「高濃度乳房」と通知した場合に、行うことが有効な検査がまだ決まっていないからです。

今後、受診者に通知するかどうかを検討してくことになります。

心配なかたは、マンモグラフィ検査を受けた施設でご相談ください。

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